私が麻雀でよく使う戦術のうちのひとつに、題名通り「18分の1理論」というものがあります。この理論をマスターすれば、押し引きの判断がしやすくなりますので、今日はみなさんに教えていきたいなと思います。
18分の1理論とは?
まず、リャンメン待ちというのは「18通り」しかありません。
-----の6通り×3(マンズ、ピンズ、ソーズ)
相手の待ちがリャンメンというのは、あくまでも予測にすぎないが存在はします。それについてはまたの機会にしますが、リャンメンだと予測した時点で待ちはかなり減っているものです。
例えば、が切られていた場合、残りのリャンメンは11通りになります。
中スジ( )が切れている場合は2通り消えるものとします。
その後も河に牌が切られていくので、消せるリャンメンの待ちは増えていくものです。残り4種類になったりすることは多々あります。そんな時に4分の1の確率であたる牌を切るに値するかどうかを選択することができるのだ。
実際に数値として頭にいれておくと、押す押さないの判断はしやすくなります。そんなところが利点なのだ。(私のなかでは)
この理論にもとずいて、この前こんな話で盛り上がった。
字牌しか切っていないリーチに対して自分の手牌はこんな感じ。
ドラ:
チートイツのテンパイである。
ぱっと見、の方が待ちは良さそうに見えます。と固めているため、他家がを使いずらいからだ。待ちとして単純に5よりも2の方が優秀ということもある。問題はここでどっちを切るか。
はリーチがリャンメンの場合、2通りの放銃の抽選を受けることになる。これを「2種類抽選」と呼びます。
それに対しては1通りの抽選しか受けない。
さぁどっちがいいのか?
「リャンメンであるとは決まっていないのだから、自分都合でを切る」と言うのが私。「数牌のタンキ待ちである限りアガリ確率なんて対して変わらないし、その牌でリーチはしないから現段階で2種類抽選を受けるのはありえない」と言う相方。
こんな話で2時間は真剣に話すのだが、答えはでませんでしたw
その他にもこんな話が。
相手がテンパイで、チートイツだろうと読みながらも、自分の手牌がよかったため字牌を2枚押すのだが、3枚目で流石に無理だと判断し降りました。たまたまこの止めた牌があたり牌なのだが、そのリーチを打った友人にはこんなことを言われた。「あんだけ危険な牌押しといて、急にやめる意味がわからない。」言いたいことは分かるのだ、おそらく「一貫性」がないと言いたいのだ。いやいやあたりの当選率があがっているのだから、いきなり止めるのも私の中では至極当然のことなんだが…
これもある意味「18分の1」と通ずるものがある。
まとめ
つまり、今回言いたかったことは以下の通りです。
全部押すという発想はある意味強いのかもしれない。
しかし、あたり牌の確率は常にあがっていくということを頭にいれておくことも大切だということ。「押したほうが得」その言葉で自分を正当化しないこと。理にかなったつもりで実は誤りなのかもしれないのだから。
引き出しをもっと増やしましょう。
ありがとうございました。