今回は三麻(四麻でも同様ですが)で勝ち切るためのオーラス逆転のコツをお教えします!
例に漏れず、関西三麻のルールで説明いたします。
関西三麻の詳しいルールはこちらをご参照ください。
突然ですが、下の牌姿をご覧ください。
トップ目(南家)52000点
自分(西家)37000点
ラス目(親)16000点
オーラス(南3局)で、花は2枚の計ドラ3の配牌とお考えください。
この配牌からまず何を考えるかですが、オーラスでは特にトップ目との点差に注意してください。上の場合ですとトップ目と自分との点差は15000点です。まず目標にしなくてはいけないことは最終の上がりがハネマンツモ、トップ目からの満貫出あがり、もしくはラス目からの倍満出上がりとなることです。
改めて、自分とトップ目との点差は15000点です。上記のルールでこの点差を逆転するためには以下の3パターンが考えられます。
ハネマンツモ | トップ目48000点(-4000点) 自分49000点(+12000点) ラス目8000点(-8000点) |
トップ目からの満貫出上がり | トップ目44000点(-8000点) 自分45000点(+8000点) ラス目16000点(±0点) |
ラス目からの倍満出上がり | トップ目52000点(±0点) 自分53000点(+16000点) ラス目0点(-16000点) |
ですので最終形は
②③④1134567789 花花
の形でリーチといったようなハネマンツモが目指せるような形にすべきです。
単純ですがこの意識を持つのと持たないのとでは収支が本当に変わります!僕も関西の三麻フリー雀荘で4年間働いていましたが、いくら牌効率などを学んでもなかなか収支に結びつきませんでした。ですが、この意識を持った途端急に収支が上向いてきたんです。
トップ目との点差はもちろんラス目との差を把握し、いくらの支払いがあれば自分がラスに落ちてしまうのかを意識することも重要となります。下にツモと出上がりでいくら点差が縮まるのか、表を記載させていただきます。
子のツモあがり | 対子 | 対親 |
---|---|---|
1000all | 3000 | 3000 |
1000,2000 | 4000 | 5000 |
1000,3000 | 5000 | 7000 |
2000,4000 | 8000 | 10000 |
2000,5000 | 9000 | 12000 |
3000,5000(満貫) | 11000 | 13000 |
4000,8000(跳満) | 16000 | 20000 |
6000,10000(倍満) | 22000 | 26000 |
8000,16000(三倍満) | 32000 | 40000 |
12000,20000(役満) | 44000 | 52000 |
出上がり | 対放銃者 |
---|---|
1000 | 2000 |
2000 | 4000 |
3000 | 6000 |
4000 | 8000 |
6000 | 12000 |
7000 | 14000 |
8000(満貫) | 16000 |
12000(跳満) | 24000 |
16000(倍満) | 32000 |
24000(三倍満) | 48000 |
32000(役満) | 64000 |
基本的に初心者の方が三麻で必要になってくるのは満貫以上だと思います!
(そもそも全赤花牌ありのルールでは満貫以上になってしまうことの方が多いですw)
ちなみに親の場合は連チャンになるので一撃必殺を考える時以外はあまり意識しなくても良いかと思います。一撃で逆転することを考えるよりはまず連チャンすることを狙いましょう。
まとめ
トップを狙うためにオーラスで必要になってくるのは何よりもどんな形で上がるかというビジョンです。この点差表が頭に入っていればラス前にも(オーラスでどこの位置についていればいいのか…)ということがわかるので収支がだいぶ変わってきます。
牌効率などを学んである程度力がついたのに、なかなか勝つことができないという方は是非この表を丸暗記して、オーラスの点棒状況を確認していただければと思います!
ありがとうございました。