今回は4枚形の中での優劣について考えていきたいと思います。前回、4枚形についてそれぞれ個別に説明していますのでそちらも参考にしていただけると幸いです!
そもそも4枚形って何があるの?
①連続形
連続した4枚で構成されたものです。リャンメンやサンメンチャンが出来やすい優秀な形です。
②中ぶくれ
メンツ+真ん中の牌が重なっている形です。ここで2メンツを作る際、最終形がリャンメンになりやすい優秀な形です。
③亜リャンメン
メンツ+そのメンツの端牌で構成されたブロックです。
④メンツ+飛び牌
メンツ+一つ飛んだ牌で構成されたブロックです。孤立牌と比べるとサンメンチャンのチャンスがあり優秀です。
4枚形の比較
※1.ここでの比較は4枚形のなかで、それぞれ一番強い形の比較です。
※2.それぞれ4枚形で2メンツ作る必要がある時の比較とします。
連続形 | 3456 |
中ぶくれ | 4556 |
亜リャンメン | 3455 |
メンツ+飛び牌 | 3457 |
〜比較対象〜
まずはそれぞれの形が2メンツになる時の形をそれぞれ考えていきましょう
①連続形(3456の変化)
最良形 | 23456 | 34567 | 8枚 |
良形 | 34456 | 34556 | 6枚 |
愚形(シャボ) | 33456 | 34566 | 6枚 |
愚形(カンチャン) | 13456 | 34568 | 8枚 |
2ブロック作るための受入枚数は合計で8種28枚です。そのうちリャンメン以上の受入れは4種14枚でかなり優秀と言えます。サンメンチャンへの受入れが2種8枚もあるのが最大の特徴といえるでしょう。
②中ぶくれ形(4556の変化)
最良形 | – | – | 0枚 |
良形 | 34556 | 44556 | 14枚 |
45566 | 45567 | ||
愚形(シャボ) | 45556 | – | 2枚 |
愚形(カンチャン) | – | – | 0枚 |
2ブロック作るための受入枚数は5種16枚です。リャンメンの受入れ枚数が4種14枚あることは非常に優秀と言えます。ここで2ブロックを作る際、ほとんどがリャンメンでのテンパイとなることが特徴です。
③亜リャンメン(3455の変化)
最良形 | – | – | 0枚 |
良形 | 34455 | 34556 | 7枚 |
良形(リャンメン+シャボ) | 34555 | – | 2枚 |
愚形(シャボ) | 23455 | – | 4枚 |
愚形(カンチャン) | 33455 | 34557 | 7枚 |
2ブロック作るための受入枚数は6種20枚です。良形の受入枚数は3種9枚で若干少ないかなという印象を受けます。単独孤立牌の場合良形への受入枚数は8枚なのでそれよりはいいかな…という感じです。リャンメン+シャボの形でテンパイ形を組めるのはこの形の特徴ですね。
④メンツ+飛び牌(3457の変化)
最良形 | 34567 | – | 4枚 |
良形 | 34578 | – | 4枚 |
愚形(シャボ) | 34577 | – | 3枚 |
愚形(カンチャン) | 34557 | 34579 | 7枚 |
2ブロック作る際の受入枚数は5種18枚です。良形の枚数は2種8枚と上の4枚形と比べると最弱かなと思います。ただ、サンメンチャンへの変化が見込める点では優秀です。
4枚形の比較まとめ
比較をすると「連続形>中ぶくれ>>亜リャンメン≒メンツ+飛び牌」となります。良形で2ブロックを作ることができる【連続形】と【中ぶくれ】がやはり一歩抜き出て優秀です。
その中でも【連続形】は最良のサンメンチャンになる受入れが2種8枚もあるのでとてつもなく優秀です。【中ぶくれ】も良形の枚数が4種14枚もありこちらも優秀です。【亜リャンメン】と【メンツ+飛び牌】は単独孤立牌よりは優秀ですが、連続形や中ぶくれと比較すると劣っています。
これを踏まえて、考えると
上記のような牌姿ですと「九索」を切ることが正解になります。中ぶくれと連続形を残すようにしましょう!
最後に
いかがでしょうか。今回は4枚形それぞれの優劣について考えてみました。忘れてはいけませんが、4枚形は単独孤立牌よりは全て優秀です。ただ、4枚形の中でも優劣がありますのでそれぞれの比較となった際は、説明した内容を参考にして何を切るか考えていただければと思います。ぜひ、麻雀ライフにご活用ください。
ありがとうございました。