三人麻雀では、ルールをおもしろくするために四人麻雀では普段使用していない役(特殊役)を認めている雀荘が数多く存在します。しかし、あまりにも役が特殊なのは採用しても色々問題が出てきてしまうのが現実です。そこで今回は三人麻雀で採用すべき8つの特殊役をご紹介します。
その前にまずはローカル役といわれるものを理解していただきたいです。
ローカル役とは?
現在の日本の標準的な麻雀において正規には採用されていないが、一部のローカルルールで採用されている役、およびかつて採用されていた役のことです。各種ローカル役の由来や起源はさまざまであるが、本家中国麻雀に由来する役、日本で独自に考案されてある程度広まった役、アメリカや台湾など海外の麻雀に由来し日本に輸入された役などにおおむね分類できます。古い中国麻雀に由来する役のことを古役(こやく)と言うこともあります。
ローカル役の大多数は、標準的なルールではほとんど採用されていませんが、一部の役満に関しては、各種オンライン麻雀において現在も採用されています。
麻雀に存在しているローカル役の一覧はウィキペディアに乗っているのですが、全部で61種類あります。麻雀のローカル役一覧はこちら
→https://ja.wikipedia.org/wiki/麻雀のローカル役
三麻で採用すべき8つの特殊役のうち、このローカル役が6つありますので、先にご紹介しました。ただ、実際に今から紹介するのと、少し異なっている部分もありますので、3人麻雀では下記のルールでの使用をおすすめします。
三麻で採用すべき8つの特殊役
小車輪(6飜) 混一色(3飜)・七対子(2飜)のことを小車輪(しょうしゃりん)と呼び、5飜ではなく6飜で扱います。 |
大車輪(役満) 清一色(6飜)・七対子(2飜)のことを大車輪(だいしゃりん)と呼び、8飜ではなく役満で扱います。 |
三風(2飜) 風牌4種のうち3種を刻子(槓子)にした場合に成立します。鳴いてもOKで、2飜扱いです。ただし、三風(さんぷう)を扱う場合は「北」抜きルールではなく、華牌を使用したルールになります。
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三連刻(2飜) 三連刻(さんれんこー)は、連続する3刻子(槓子)を含む和了形を作った時に成立します。鳴いてもOKで、2飜扱いです。
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四連刻(役満) 四連刻(すーれんこー)は、連続する4刻子(槓子)を含む和了形を作った時に成立します。鳴いてもOKで、役満扱いです。
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人和(役満) 人和(れんほう)は、子が自身の第1ツモ以前にロン和了することで成立する役満です。ローカルルールの中では採用されることの多い役である。ロン和了の前にポン・カンがあった場合は無効となります。倍満もしくは跳満、満貫とするルールもありますが、三人麻雀では役満扱いすることが多いです。 |
流し役満(役満) 流し役満(ながしやくまん)は、流し満貫を役満扱いにしたものです。基本的に山の根っこまでツモる三人麻雀では、四人麻雀と違って誰かが和了する可能性が非常に高いために、流しが成立しにくいので役満にしていることが多いです。 |
萬混(役満) 萬子の混一色を萬混(まんほん)と呼び、役満扱いします。鳴いてもOKです。三人麻雀では萬子の二〜八を抜いているために、成立しにくいためにこのルールがよく採用されています。
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最後に
この計8つを特殊役として認めたルールでの三人麻雀を是非やってみてください。より一層おもしろく麻雀が打てるようになります!
ありがとうございました。