今回は三麻の強い人の5つの特徴をあげていきます。
三人打ちの麻雀は人数が少ない分、淡々と牌を切ることになるので、実力がはっきり出やすいです。なので、強い人は本当に強いです。また、打点も全然違うので押し引きが非常に重要なゲームになってきます。
四麻より三麻の強い人って、全然タイプが違うのではと思っている人も多いでしょう。どんな人が三麻が強いのか、意外なデータがたくさんありますよ。
①アガリ率が高く、アガリ点平均は低い
簡単に言いますと、打点よりもスピード重視ということです。
例えばですが、下のような手があったとします。
東場南家
三人打ちはマンズがないので、一色手にしやすいです。なのでここから、ソウズのホンイツや一通を見てを落としていく人がいますが、どんなにテンパイが早くてもあまりオススメできません。
この手はオーラスでハネ満条件などが必要なければ、普通に切りリーチでOKです。手を大きくするのはいいことですが、誰よりもはやくテンパイを取ることが大事です。目の前の欲に負けてはいけません。
②アガリ傾向はリャンメンが多い
四人打ちよりも人数が一人少ない分、ツモアガリ率が高くなります。そのため、打点も大きいのでオリていてもツモられたらダメージが大きいです。となると、先にアガッてしまう効果は四人打ち以上に大きいです。
待ちの形というのは、タンキやシャボやペンチャンなど色々ありますが、三麻の強い人ほどアガリの形がリャンメンになっています。マンズがないぶん牌効率のテクニックが出やすいことと、強引なホンイツ狙いが少ないことが理由でしょう。
また、タンキとシャボでのアガリというのは強い人ほど少ない傾向にあります。牌効率を考えながら、いかに最終形をリャンメンにもっていくかが大事なのです。
③高い手には打ち込まない
強い人と弱い人との振込み率には、歴然とした差がついています。やはり三麻は高い手が多いので、振込みの回避は非常に重要です。
とくに、高い手には打ち込まない傾向が出ています。リーチをしている相手に対しての守備力が、弱い人との差でしょう。場況をよく見て、相手の手の高さを把握するのが大事です。
おもしろいのが、強い人は2フーロ、3フーロしても降りるところは降りています。守備力がないから、あがりきろうとするのが間違いです。
ベタ降りもしっかりして、テンパイしていない限りは振り込まないというスタイルが成績向上につながるでしょう。
強い人の守りの意識が見られるのは、テンパイ者に対する打牌で、現物を切ることが人より多いのです。間に合わないと判断したら、中抜きも平気でやります。中抜きとはのを切ることです。
三麻は50%以上が降りるゲームと覚えておいてください。
④攻守の判断能力が優れている
テンパイ率が強い人ほど高いのですが、おもしろいことに、流局時のテンパイ率というのは強い人ほど低くなっています。つまり、早く数多くテンパイしてアガリに結びつけますが、間に合わないと判断したときはオリに回っているのです。
このようなフットワークのいい戦法が大事で、それをするには攻守のバランスが必要になってきます。麻雀は牌効率の次に押し引きが重要ということを忘れないでください。
⑤よく考える
僕は雀荘で働いているですが、やはり強い人ほどよく考えています。サクサク打てる三人打ちだからこそ、慎重に場況を見てください。手なりで麻雀をしていても強くなりません。
鳴きどころ、リーチ判断、テンパイ気配など考えるところはたくさんありますよ。麻雀は切ってしまえば後戻りはできません。
サクサク打てるのが好きだから三麻をやっているのかもしれないが、三麻こそじっくり考えるべきです。
以上です。
参考になればいいなと思っています。
ありがとうございました。