【DORA麻雀】三麻のルールまとめ

DORA麻雀の三麻(サンマ)のルールが気になる方が多いと思い、まとめてみました。少しルールが特殊なところや注意しないといけないところもありましたので、それについては赤字で記載しております。公式サイトにもルールは記載されていますが、四人麻雀のことも書いてあり、ややこしいポイントもあったので、わかりやすくしております。

公式サイトはこちら→DORA麻雀

基本ルール

基本的には一般的な三麻のルールと同じで、萬子(マンズ)を抜いた4メンツ1雀頭の和了(あがり)の形を目指すゲームになります。赤5牌の枚数は筒子(ピンズ)が2枚、索子(ソーズ)が1枚となっています。

北抜き採用

  • 北が手持ちにある自分の番、(好きなタイミングで)北抜きができる。
  • 北はドラ扱いになります。
  • 北を抜いた後、王牌を引いての和了の場合「嶺上開花」が付きます。
  • 北抜きを行うと、相手の「一発」を消すことができる。
  • リーチ中にも北抜きは可能。
  • 北は通常の牌として使うこともでき(役満などに使用)、3枚手にある場合は「役牌」が一翻加算される。
  • 他家が北抜きをしても、それをポン・カンすることはできない。(ロンは可能)
  • 他家の北抜き時のロン和了は「北ドラ抜き」の一翻が加算される

アリアリ

喰いタン(鳴いて作ったタンヤオ)あり、後付けありのルールです。

ダブロン不採用

頭ハネを採用しているためダブロンがありません。

三風連打採用

第1打で3人全員が同じ風牌(東南西北)を捨てたとき、四風連打のように流局となります。ただし、自分も含め、1巡目に誰かが「北抜き」をした場合は三風連打が成立せず流局にはなりません。基本的に北抜きは鳴きの行為だと考えてください。自分の手に北があって、三風連打ができる場合は自分の手と相談して流局にするか判断しましょう。

九種九牌不採用

配牌14枚のうち一九字牌の種類が九つ以上あっても、流局にするかどうか選択することができません。国士無双を狙うのがおすすめです。

人和(レンホー)不採用

「人和」とは、子どもの時に配牌でテンパイしており、自分の第一ツモより前に捨てられた牌でロンアガリできた際に成立する役満です。こちらが採用されてませんが、画面にロンのボタンが表示されないため、特に注意する必要はないです。

流し役満(満貫)不採用

捨て牌が全て一九字牌で流局になった場合に成立する流し役満は採用されていません。無理に狙ったりしないようにしましょう。

形式テンパイあり

役なしでもテンパイの形をしていれば、テンパイとして扱われ、流局時にテンパイ料がもらえます。ただし、5枚目の牌を想定している場合にはテンパイとはなりません。

オーラスの親のアガリやめなし

オーラスでは子がアガルか、誰かがトビになるか、流局するまでゲームが続行されます。ただし、流局時に親がノーテンの場合はゲームが終了(親がテンパイの場合は続行)します。ちなみにテンパイしてる状態で「ノーテン」にすることはできません。また、返し(40,000点以上を獲得しないとトップにならない)も存在しません。

ツモ損あり

出アガリに関しては普通の点数(符計算もあります)なので問題ありませんが、ツモに関してはツモ損ルールが採用されているため、少し貰える点数が少なくなります。「支払う側の点数を四人麻雀の場合と同じになるように固定する」と覚えておくと良いです。例えば、四人麻雀で子が満貫をツモった場合、4000/2000ですが、三人麻雀でも4000/2000になり計6000点貰う計算になります。天鳳などからDORA麻雀に移行した人は違和感なく打てると思います。

積み棒は200点

積み棒は1000点ではなく200点です。点数計算のときはご注意ください。

レート・掛け金について

2023年現在、存在するレート卓は以下になります。(分かりやすく$1=100円とする)

掛け金最大獲得金額最大損失金額
$256/$384+$640(+6万4000円)-$384(-3万8400円)
$128/$192+$320(+3万2000円)-$192(-1万9200円)
$96/$144+$240(+2万4000円)-$144(-1万4400円)
$64/$128+$192(+1万9200円)-$128(-1万2800円)
$64/$96+$160(+1万6000円)-$96(-9600円)
$32/$64+$96(+9600円)-$64(-6400円)
$32/$48+$80(+8000円)-$48(-4800円)
$16/$32+$48(+4800円)-$32(-3200円)
$8/$16+$24(+2400円)-$16(-1600円)
$2/$4+$6(+600円)-$4(-400円)
$1/$2+$3(+300円)-$2(-200円)
$0.5/$1+$1.5(+150円)-$1(-100円)

例えば、掛け金【$8/$16】という表記は【持ち点/保留金】という意味になります。もっとわかりやすく言うと【飛んだ場合の支払額(2着)/3着で飛んだ場合の支払い額】と覚えておくと良いです。なぜそうなるのか、説明いたします。

画像の筒子山『赤』という卓では、【$8/$16】の順位ウマが$8と表記されています。東風戦終了時の3人の点数が「60,000点」「30,000点」「15,000点」の場合、支払額は以下のようになります。

まず前提として、場所代の支払いはトップだけが行い、東風戦の場合は貰った金額の10%、東南戦の場合は15%と覚えておいてください。

【$8/$16】の左側の$8は持ち点になるので「$8=35,000点」となります。2位の人はウマがなく、場所代も払う必要がないため、35,000点より上だったらプラス、下だったらマイナスとシンプルに考えられます。今回は30,000点で最初の35,000点より5000点少なく終わってしまったので、支払額が「$8×5,000/35,000=$1.14」となります。3位の人は順位ウマとしてまず$8と35,000点より20,000点少ない「$8×20,000/35,000=$4.57」を合わせた「$8(ウマ)+$4.57=$12.57」が支払額となります。よってトップの人は「$1.14+$12.57=$13.71」の貰いとなるのですが、前提でお話したとおり東風戦の場所代を払わなくてはいけないので、「$13.71-$13.71×0.1=$12.34」の貰いと計算できます。

また、【$8/$16】の右側の$16が保留金と呼ばれている理由ですが、もし結果が3着で持ち点が0点だった場合、上と同じような方法で計算すると、支払いが「$8(ウマ)+$8×35,000/35,000=$16」となるからです。ちなみに0点以下で飛んだ場合でも保留金の金額の支払いになります。そのため、考えられる最大の負け額という意味で保留金と呼ばれています。同時に「最低$16持っていなければその卓に参加する事が出来ない」という意味になります。

上記をふまえて、【$8/$16】の卓での最大獲得金額は「1位10,5000点」「2位0点」「3位0点」と仮定することができるので(0点以下でも支払いは同じなので0点と仮定して問題なし)ウマ考慮で「2位の支払額=$8」「3位の支払額=$16」を合わせた$24(2400円)と計算できます。

※実際には場所代を払うため2160円が最大獲得金額

最後に、日本の三麻フリー雀荘ではテンゴやテンピンのレートが多いですが、どの卓に該当しそうか計算してみます。【$8/$16】では「$8=35,000点」なので、「1000点=$0.22=22円」と計算できます。テンゴは「1000点=50円」なので、【$8/$16】はだいたいテンニ〜テンサンくらいの低レートになりますね。こういった感じでそれぞれのレート卓をまとめると下の表のようになりました。($1=100円で小数点以下切り上げとする)

掛け金1000点あたりの金額レート
$256/$384$7.31(740円)チーピン〜デカピン
$128/$192$3.66(370円)
$96/$144$2.74(280円)
$64/$128$2.56(260円)
$64/$96$1.83(190円)リャンピン(テンリャンピン)
$32/$64$1.28(130円)
$32/$48$0.91(100円)ピン(テンピン)
$16/$32$0.46(50円)点5(テンゴ)
$8/$16$0.23(30円)点3(テンサン)
$2/$4$0.06(10円)点1(テンイチ)
$1/$2$0.03(3円)
$0.5/$1$0.01(1円)

どうやらテンゴはだいたい【$16/$32】のレート卓で、テンピンは【$32/$48】だとわかりました。ご参考ください。

ありがとうございました。

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