今回は三麻の何切る問題を2向聴と3向聴の2パターンご用意しました。ルールは関西三麻(全赤花牌あり)で14枚あるところから1枚切り番です。実際にフリー雀荘で打っていて悩んだものを厳選しました。
関西三麻の詳しいルールはこちらをご参照ください。
1問目.東場南家 ドラ北
こういう三向聴(サンシャンテン)の形は麻雀をしているとよくある形だと思います。
三麻は基本的には打ち合いの場となるのでこういったときに自分が上がれないと大体他の人があがってしまいます。アガリ形を見越して三向聴は捌いていくことが重要です。
切る牌の候補としては、以下の6つが考えられますので、それぞれの受入枚数を調べてみます。
② | 40枚 | ③④⑤⑦123456789 |
③ | 26枚 | ①④⑤⑦123456789 |
⑥ | 40枚 | ①③④⑤123456789 |
3 | 43枚 | ①②③④⑥⑦1456789 |
6 | 36枚 | ①②③④⑥⑦12345 |
9 | 36枚 | ①②③④⑥⑦12345 |
受入枚数としては打3が受入枚数43枚として最多です。
ただ、完全一向聴に向かうためにはこの牌姿ですと索子で3面子作りたくなります。(筒子で3面子作るためには③⑤が重なる必要があり、でなくてはカン④が残ってしまいます…)
一番嬉しいのは【①②③⑤⑤23456789】や【③③③⑤⑤⑤2345678】などの3面待ちになることですよね。さらにドラ北のこの状況では打点的にも⑤をヘッドにしたい。
そこで打⑥とします。
【②③③⑤⑤23346789】として索子を全て受け入れられる態勢にして筒子で二面子、更に⑤ヘッドという欲張りな二向聴(リャンシャンテン)に構えれます。
したがってこの場合は⑥切りとなります。
A.
2問目.東場西家 ドラ四索
こちらは二向聴の形から一枚切るところです。
イメージとしては筒子、索子それぞれで聴牌時に多面待ちとなるようにしておきたいところです。
切る牌としては③⑥が第一候補、次いで45が候補として挙がってくるような感じかなと思いますので、それぞれの受入枚数を調べてみます。
③ | 32枚 | ①④⑦⑤⑧⑥3645 |
⑥ | 32枚 | ①④②⑤⑧③3645 |
4 | 25枚 | ③⑥①④⑤⑧36 |
5 | 26枚 | ①④⑦②⑤⑧③⑥4 |
受入枚数が多いのはやはり③⑥となります。
5を切ると受入枚数で劣るのと筒子依存が高まり、場況に合わせられなくなるのでここは③⑥どちらかを切ることになりそうです。ここから③⑥どちらを切るかですが、「⑥切り②⑤⑧受入れ」と「③切り①④⑦受入れ」のどちらが場況として良いかを選ぶようなイメージとなります。
ですが基本的には⑥切りが良いかと思います。(リーチ宣言牌として③切りの方が比較的安全なため)
したがってこの場合は⑥切りとなります。
A.
まとめ
いかがでしたでしょうか。三麻において相手よりどれだけ早く聴牌形にたどり着くかは非常に重要です。複雑な何切るを思考することは麻雀が強くなる近道ですので是非お試しください!
ありがとうございました。