ポーカー初心者の中には、役は覚えてるけどチップの賭け方(ベッティングアクション)が全然わからないという人が多いと思います。そんな方のために今回は、チップの賭け方とルールについて詳しく解説いたします。
ポーカーチップの賭け方(勝ち方のコツ)
ポーカーは、チップを使った「賭け」が鍵となります。
一般的に、賭けたチップの量は手札の強さを表します。勝てると思えば途中でチップを増やすことができます。他の人はそのチップを見て、自分の方が強いと思えば同額、またはそれ以上の額を賭けられます。または弱いと思えば勝負を降りることができます。その場合、途中まで賭けたチップは戻りません。
しかし、チップを多く賭けた人が必ずしも「強い役」とは限りません。弱い役でもチップの量をつり上げて、全員を勝負から降ろしてしまえば勝つことができます。
このようにポーカーは心理戦がおもしろいゲームでもあります。時にはポーカーフェイスで勝負を楽しんでみてください!
賭けの基本ルール
ポーカーでは、ゲームの途中で「賭け」が数回行われます。(テキサスホールデムなど)
賭けの基本は参加者全員が同額になるまで賭けることです。同額になったら1回の賭けが終了し、ゲームの中の次のステップに移ります。
具体的には、自分の番で以下のことができます。
①様子見でパスする (=0枚を賭ける) | :チェック (専門用語) |
②1枚以上チップを賭ける | :ベット |
③同額になるように賭ける | :コール |
④上乗せする | :レイズ |
⑤さらに上乗せする | :リレイズ |
⑥全額を賭ける | :オールイン |
⑦勝負を降りる | :フォールド |
※ベットされている場合、チェックはできません
※勝負を降りたらチップは戻りません
賭けは親の左隣1人目からスタートして時計回りに行います。フォールドした人以外の全員が同額になるまで何週でも賭けを行います。
賭け方の事例
上の「4人プレイの場合」を引用して解説していきます。
全員がチェックした場合
■解説
全員0枚で同額になったので賭けが終了(成立)します。ゲーム中の次のステップに移ります。
ベットの事例(賭けが2週した場合)
■解説
参加者全員が同額になるまで何週でも賭けを行い、同額になった瞬間に賭けが終了します。
※全員同額になった後にレイズはできません
レイズの事例(賭けが2週した場合)
■解説
レイズによって2人だけ生き残ったので、次のステップは2人で行われます。
1人残して全員がフォールドした場合
■解説
A君を残して全員がフォールドしたことで、A君が自動的に勝ちとなります。賭けられたチップ全てを獲得してゲームが終了します。
オールインの事例
手持ちのチップがコールに足りない場合は、
オールインすることで賭けに参加できます。
■解説
オールインした後も残りの人で賭けは続きます。C君は最後までゲームに参加できますが、チップが無いため、その後の賭けはA君と親で行います。
⇨A君(または親)が勝った場合
通常どおり、A君が賭けられた全てのチップを獲得します。
⇨C君が勝った場合
「オールインした枚数:2枚(画像の例)」×「賭け参加人数(オールイン時点の人数):3人」=「C君の獲得チップ:6枚」
C君が勝った場合は6枚のチップを獲得します。逆にこの後に賭けが続いてもそれ以上のチップはもらえません。残りの賭けチップは2番目に強い人が獲得します。
まとめ
ポーカーの賭け方は上の5パターンしかないため、これを覚えておけば困ることはないでしょう。あとは実際にポーカーゲームをして、チップに触れながらアクションの仕方に慣れていきましょう。
ただ単純に「強い役の時はチップを多く賭けて、弱い役の時は降りる」のではなく、ブラフでも勝てるようになればあなたも立派なポーカーマスターです!