ロトとは？ルールや遊び方、確率などを全て解説します！

日本の宝くじには「ロト」「ジャンボ宝くじ」「スクラッチ」など数多くの種類が存在しています。本記事では、その中でも特に人気のある宝くじ「ロト」についてのルールや遊び方、当選確率やおすすめのロトなどロトの全てを解説をいたします。

ロトの基本ルール

ロトとは、ナンバーが記載されたカードを買って、発表された数字と照らし合わせて、当たっていたら報酬がもらえるというゲームです。決められた数字の中から、好きな数字をいくつか予想して選びます。

ロトの種類と抽選方法

ミニロト：1～31の数字から5つ選択
ロト5：1～42の数字から5つ選択
ロト6：1～43の数字から6つ選択
ロト7：1～37の数字から7つ選択

数字の選択をした後に抽選が行われて、当選数字（一致している数字）がいくつあるかによって当選賞金額が決まります。自分が選んだ（予想した）数字がたくさん的中していれば、それだけ多くの報酬を得ることができます。

例えば、ロト7で「2,13,16,23,25,29,31」という7つの数字を選んで予想した場合、画像のように塗ります。ちなみに「クイックピック」とは機械に自動で数字を選んでもらう時に塗ります。

日本でのロトの抽選には専用の抽選マシンである「夢ロトくん」を用いて、ランダムにボールを選びます。ここから出てきたボールに書かれている数字が当選数字となります。したがって、ミニロトでは5個、ロト6では6個、ロト7では7個のボールが選ばれ、これらの数字を本数字と呼びます。

また、ロトの当選条件によってはボーナス数字というものを利用するため、さらにボールが追加で抽選されます。ミニロトとロト6では1個の数字が、ロト7では2個の数字が追加で選ばれます。つまり、ミニロトでは計6個の数字が、ロト6では計7個の数字が、ロト7では計9個の数字が抽選結果として表示されます。

ボーナス数字はどういった場合に使用されるのか、それぞれのロトでの当選条件や確率を解説していきます。

ミニロト

ミニロトは1から31までの数字を5個当てるというルールになっています。つまり、「31C5＝（31×30×29×28×27）/（5×4×3×2×1）＝169911通り」の選び方があります。1等はもちろん全ての数字が一致になりますが、1等以外にも4等まで存在しており、それぞれの当選条件は以下の通りになります。

1等：選んだ数字が本数字5個と全て一致
2等：選んだ数字が本数字4個と一致し、更にボーナス数字1個と一致
3等：選んだ数字が本数字4個と一致
4等：選んだ数字が本数字3個と一致

それぞれの当選確率は以下の通りです。

1等：1/169911=約0.0006%
2等：5C4×1C1/169911=5/169911=約0.003%
3等：5C4×25C1/169911=125/169911=約0.0736%
4等：5C3×26C2/169911=3250/169911=約1.9%

当選金額は以下の通りです。ただし、当選金額は発売額と当選口数により毎回変動するため、見込み当選金額として記載しております。

1等：約1000万円
2等：約15万円
3等：約1万円
4等：約1000円

ミニロトは1口200円で、宝くじ売り場、ネット、一部の銀行ATMでいつでも購入することができます。抽せん日は毎週火曜日になっております。

ちなみにミニロトの期待値は「（1000万+15万×5+1万×125+1000×3250）/169911=約90円」なので、これを200円で買うのはかなり分の悪いギャンブルです。

ロト5

ロト5は1から42までの数字を5個当てるというルールになっています。ロト5は日本の宝くじ売り場などで買えるのではなく「ロトランド」というヨーロッパのオンラインサイト（日本語化対応）で買える宝くじのひとつです。

当選条件は以下の通りになります。

1等：選んだ数字5個が全て一致
2等：選んだ数字のうち4個が一致
3等：選んだ数字のうち3個が一致

ロト5は「42C5＝（42×41×40×39×38）/（5×4×3×2×1）＝850668通り」の選び方があり、それぞれの当選確率を計算した結果は以下の通りです。

1等：1/850668=約0.00012%
2等：1/4598=約0.022%
3等：1/128=約0.78%

当選金額は販売チケット数や当選数などで変化するので一概に記載することができませんが、サンプルとして以下の画像のような結果になります。（※2021年2月13日の結果）

ロト5は1口50円で、ロトランドにアカウント登録していれば、いつでも購入することができます。抽せん日は日本時間で月曜日～日曜日（週7回）の午前5時40分（欧州サマータイム期間は午前4時40分）で毎日行われております。

1等当選者がいない場合は、2等当選者以降へ賞金が分配される「ノンキャリーオーバー制」のため、2等以下でも1000万円相当の賞金を獲得できる可能性がある点が、見逃せないメリットとなっており、世界中のロトファンから注目されています。

※実際には2等当選者がかなりいる場合が多いので、可能性こそありますが、あまり起こり得ないとお考えください。

1口たったの50円なのに1等が1000万円近くあることを考えると、期待値の悪い日本の宝くじを買うよりも、遥かにこちらの方が良いです。

ロト6

ロト6は1から43までの数字を6個当てるというルールになっています。全国の宝くじ売り場で購入することができ、日本で1番人気のロトとなっております。当選条件は以下の通りミニロトよりも厳しくなっております。

1等：選んだ数字が本数字6個と全て一致
2等：選んだ数字が本数字5個と一致し、更にボーナス数字1個と一致
3等：選んだ数字が本数字5個と一致
4等：選んだ数字が本数字4個と一致
5等：選んだ数字が本数字3個と一致

ロト6は「43C6＝（43×42×41×40×39×38）/（6×5×4×3×2×1）＝6096454通り」の選び方があり、それぞれの当選確率を計算した結果は以下の通りです。

1等：1/6096454=約0.0000164%
2等：1/1016076=約0.0001%
3等：1/28224=約0.0035431%
4等：1/610=約0.164%
5等：1/40=約2.5%

当選金額は以下の通りです。ただし、当選金額は発売額と当選口数により毎回変動するため、見込み当選金額として記載しております。

1等：2億円
2等：約1000万円
3等：30万円
4等：6800円
5等：1000円

当選金額は原則固定ですが、キャリーオーバー発生時の1等当選金額は最高6億円になります！

ロト6もミニロトと同じく1口200円で、宝くじ売り場、ネット、一部の銀行ATMでいつでも購入することができます。抽せん日は毎週月曜・木曜日になっております。

ちなみにロト6はキャリーオーバーが発生していなくても期待値が「約106円」あるため、ミニロトを買うよりはロト6を買う方をおすすめします。また、キャリーオーバー発生時はもっと期待値が上がるため、なるべくキャリーオーバー発生時に購入しましょう！

キャリーオーバーとは？

「キャリーオーバー」とは、前開催回から繰り越された配当金のことをいいます。1等当選が出なかった場合や、当選が出ても配当金が余った場合、その配当金は次回の1等配当金に繰り越されます。

ロト7

ロト7は1から37までの数字を7個当てるというルールになっています。こちらも全国の宝くじ売り場で購入することができます。当選条件は以下の通りロト6よりもさらに厳しくなっております。

1等：選んだ数字が本数字7個と全て一致
2等：選んだ数字が本数字6個と一致し、更にボーナス数字2個のうち1個と一致
3等：選んだ数字が本数字6個と一致
4等：選んだ数字が本数字5個と一致
5等：選んだ数字が本数字4個と一致
6等：選んだ数字が本数字3個と一致し、更にボーナス数字の1個または2個に一致

ロト7は「37C7＝（37×36×35×34×33×32×31）/（7×6×5×4×3×2×1）＝10295472通り」の選び方があり、それぞれの当選確率を計算した結果は以下の通りです。

1等：1/10295472=約0.0000097%
2等：14/10295472=約1/735391=約0.000136%
3等：196/10295472=約1/52528=約0.0019%
4等：9135/10295472=約1/1127=約0.089%
5等：142100/10295472=約1/72=約1.39%
6等：242550/10295472=約1/42=約2.38%

当選金額は以下の通りです。ただし、当選金額は発売額と当選口数により毎回変動するため、見込み当選金額として記載しております。

1等：6億円
2等：約730万円
3等：約73万円
4等：9100円
5等：1400円
6等：1000円

当選金額は原則固定ですが、キャリーオーバー発生時の1等当選金額は最高10億円になります！

ロト7は1口300円で、宝くじ売り場、ネット、一部の銀行ATMでいつでも購入することができます。抽せん日は毎週金曜日になっております。

ロト7はキャリーオーバーが発生していない場合の期待値が「約133.4円」で、こちらもかなり分の悪いギャンブルです。なるべくキャリーオーバー発生時に購入しましょう。