ポーカーのルール・遊び方のすべて！ドローポーカーやテキサスホールデムもご紹介

ポーカーのルールと遊び方について解説いたします。ポーカーには「ドローポーカー」や「テキサスホールデム」など、様々な種類やルールがございます。この記事では、それぞれの遊び方についても紹介いたします。

ルールや遊び方は非常にシンプルですぐに覚えることができるので、この記事を読んで、ポーカーの勝率をどんどん上げていきましょう！

基本のルール

基本的には52枚のトランプカード（A〜Kの13枚×4）とジョーカー1枚を使用します。ただし、ポーカーの遊び方によってはジョーカーを使用しないルールもあります。（テキサスホールデムなど）

5枚の手札の組み合わせ（役）の強さを、2〜10人のプレイヤーであらそうトランプゲームになります。勝敗は役の強さで決まります。ただし、役が同じだった場合は、カードの強さで勝敗を決めることになります。

カードの強さ

カードは強い方から順に、「A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2 」となります。

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ジョーカーはオールマイティーのカードで、すべてのカードの代わりに使うことができます。

また、ポーカーにおいてカードのスート（スペードやダイアなどの種類）に強さの順はありませんが、もし勝敗をはっきりさせたい場合に用いられるのは、強い方から順に、「スペード」「ハート」「ダイヤ」「クローバー」とされています。

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役の強さ

ポーカーの役（カードの組み合わせ）は全部で10種類あり、弱い方から順に「ノーペア」「ワンペア」「ツーペア」「スリーカード」「ストレート」「フラッシュ」「フルハウス」「フォーカード」「ストレートフラッシュ」「ロイヤルストレートフラッシュ」となります。

①ノーペア

5枚のカード全てがバラバラ（数字が順に並んでなく）で、同じ数字が1つもなく、5枚とも同じスートではない組み合わせです。以下に紹介している②〜⑩のどの役でも無いものです。

②ワンペア

同じ数字のカード2枚が1つだけある組み合わせです。

③ツーペア

同じ数字のカード2枚が2つある組み合わせです。

④スリーカード

同じ数字のカードが3枚ある組み合わせです。

⑤ストレート

カード5枚の数字が順に並んでいて、スートがバラバラの組み合わせです。

ストレートの強さは「10、J、Q、K、A」という並びが一番強く、「A、2、3、4、5」という並びが一番弱いです。また、「J、Q、K、A、2」といったものはストレートにならないのでご注意ください。

⑥フラッシュ

カード5枚の数字がバラバラで、同じスートの組み合わせです。

⑦フルハウス

同じ数字のカードが3枚と2枚の組み合わせです。スリーカードとワンペアの組み合わせと覚えておきましょう。

⑧フォーカード

同じ数字のカードが4枚ある組み合わせです。

⑨ストレートフラッシュ

カード5枚の数字が順に並んでいて、スートが同じ組み合わせです。

⑩ロイヤルストレートフラッシュ

5枚のカード全てが同じスートで、10、J、Q、K、Aの組み合わせです。

ポーカーでよく使う5つのアクション

ポーカーは「ベット」「チェック」「コール」「レイズ」「ドロップ」という5つのアクションによってゲームが展開されていきます。この5つはポーカー中によく使うアクションなので、どういった意味なのかしっかりと覚えておきましょう。

ベット

ベットとは、チップを賭けるアクションのことです。それまでに誰もアクションをしていない状態で賭けること。

チェック

チェックとは、ベットをせずに次のプレイヤーに回す（パスする）アクションのことです。ただし、そのラウンドで誰もベットをしていない場合のみしかチェックは選択できません。

コール

コールとは、相手がレイズやベットした額と同額を出して、ゲームに参加するというアクションです。

例えば、6人のテーブルで自分のアクションが3番目の時、1番目のプレイヤーが$100を出し、
2番目のプレイヤーがゲームを降りた場合、コールに必要な額は$100となります。1番目のプレイヤーが$100を出し、2番目のプレイヤーが$200出した場合はコールに$200必要になります。

基本的には弱気なアクションと言われていますが、相手からチップを引き出したいためにわざと強いハンドでコールするというプレイヤーもいます。

レイズ

レイズとは、相手がベットした額にさらに上乗せしてチップを賭けることで、賭け額を釣り上げようとするアクションです。そのターンで1人1回だけでき、強気なアクションの代表例とされます。

ポーカーにおいてレイズ額のルールは、ミニマムレイズ額（最小のレイズ額）以上とされています。ミニマムレイズ額は直前のベット額+直前の上乗せ額で算出できます。

例えば、自分の1つ前のプレイヤーが$100をベットして、それ以前にベットが入っていなければ、
$100（直前のベット額）+$100（直前の上乗せ額）＝$200がミニマムレイズ額となります。自分の2つ前のプレイヤーが$100をベットし、自分の1つ前のプレイヤーが$200にレイズしていた場合、$200(直前のベット額)＋$100(直前の上乗せ額)＝$300がミニマムレイズ額となります。

ドロップ

ドロップとは、自分の手札で勝てないと思い、そのゲームを降りるアクションです。「フォールド」「ダウン」「マック」などとも呼ばれます。

勝ち目のないハンドや、ハンドの強さと賭け額が釣り合わないと判断した場合にとられます。

自分の順番が回ってきたときに、手持ちのカードをマック（カードを捨てる場所）に置いたり、投げ入れたりすればドロップ成立となります。

ポーカーの賭け方について、詳しくはこちらをご覧ください。

ポーカーの遊び方

ポーカーにはたくさんのルール・遊び方があります。有名なのは「ドローポーカー」と「テキサスホールデムポーカー」で、シンプルなのでよく遊ばれているものになります。

それでは実際に、役やアクションを覚えたところで、それぞれの遊び方やゲームの流れをみてみましょう。

ドローポーカー

1人30枚くらいのチップを使って、2～7人で賭けをするトランプゲームです。

2回賭けた後で手札を見せ合って、組み合わせが一番強い人がみんなの賭けたチップを全て貰えます。

ゲームの流れ

1.ゲームの参加料にチップを1枚出す

チップを30枚ずつ配って、参加料として1人1枚チップを出します。

2.カードを配る

親の人は1人5枚ずつカードを裏向きに配って、残りは山札にします。

3.自分の手札をみる

プレイヤーはそれぞれ、自分の手札を見ます。

4.1回目の賭けをする

親は左どなりの人から、時計回りの順番でカードを交換する前にチップを出すか聞いていきます。チップを出すか聞かれたプレイヤーは、自分の手札が良いと思ったらチップを出します。アクションを繰り返して、参加者全員の賭け金が同額になるまでこれを続けます。

5.手札を交換する

親の左どなりの人から順番に、自分の手札のいらないカードを山札と交換できます。これをドローといいます。ドローは1～5枚自由に行えます。

6.2回目の賭けをする

交換が終わったら、1回目の賭けと同様に参加者全員の賭け金が同額になるまでアクションを続けます。

7.手札の一番強い人が勝ち

2回目の賭けが終わったら手札を見せて勝負を行います。強い役を作った人が勝ち、賭けチップ（参加料含む）全てを獲得します。

8.何回か繰り返します

ゲームを何回か繰り返して、チップを1番多く持っていた人が勝ちです。

テキサスホールデムポーカー

ポーカーの中でも世界で1番遊ばれているのが、この「テキサスホールデムポーカー」と言われております。優勝賞金が10億円以上の世界大会が開催されたりもしています。

ジョーカーを除いた52枚のトランプを使用し、2～10人（基本は6人）によってプレイされます。

テキサスホールデムポーカーのゲームを始めるときに、まずボタンの位置を決めます。最初にディーラーがテーブルの左端に座ってる人から順番にカードを1枚ずつ表向きにして出していき、その数字が1番大きかった人がボタンになります。

ボタンとは、1番最後に順番が回ってくる1番有利なポジションのことをいいます。ボタンには「Dealer Button」と書かれたチップが目印のために置かれます。

ボタンの左隣がSB（スモールブラインド）、さらにSBの左隣がBB（ビッグブラインド）、そしてBBの左隣のポジションがUTG（アンダー・ザ・ガン）と呼ばれています。

テキサスホールデムのポジションについて、詳しくはこちらをご覧ください。

ゲームの流れ

1.プリフロップ

各プレイヤーに2枚のカードが配られます。SBから時計回りにカードが配られた後、BBはそのテーブルで決められた最低ベット額を、SBは最低ベット額の半分の額を強制的にベットしなければなりません。

そしてUTGのプレイヤーは、BBのベット額に対してゲームを続けるかどうかを決めます。この時点では、配られた2枚のカード（ホールカード）だけで決断しなければなりません。

「フォールド」するか、「コール」してBBと同じ額をベットしてゲームを続けるか、もしくは「レイズ」することができます。SBとBBがすでにベットを置いているので、プリフロップでは「チェック」は使用できません。「チェック」は、そのラウンドで誰も「ベット」していない時にのみ使えます。誰かがレイズした場合、次のプレイヤーはそのレイズの額でコールするかフォールドするか、もしくはさらにレイズ（リレイズ）するかを決めなければなりません。

2.フロップ

フロップではテーブルの中央に3枚のカードが表向きに開かれます。この中央に開かれたカードは皆が使う共通カードで、コミュニティカードと呼ばれます。

この時点で、手持ちの2枚のカード、中央のコミュニティカード3枚を合わせた5枚でどんな役が作れたか、そしてこの後どんな役を作ることができるかの可能性を見ます。

SBから再び、「チェック」「ベット」「フォールド」を決めます。ベットする場合は再度チップを置かなければなりません。そのベット額に対して、残りのプレイヤーはコールするか、フォールドするか、レイズするかを決めます。ここで強気の人は良いハンドを持っている可能性が高いですが、他のプレイヤーをフォールドさせる作戦という可能性もあります。この心理戦がポーカーの醍醐味でもあるのです。

ここですでに役ができていれば、この後、さらに良いハンドになる可能性もありますが、他のプレイヤーのハンドも考慮しましょう。時には「ノーペア」で終わることもあります。それでも他のプレイヤーが皆フォールドすれば、勝つこともできるという面白さがあります。テキサスホールデムは、駆け引きも重要なゲームなのです。因みに、フォールドしたプレイヤーのハンドは最後まで公開されません。

もしフロップでSBがチェックしたとします。チェックをして次のプレイヤーのアクションをうかがう、ということですが、数人が続けてチェックで回し、あるプレイヤーがベットを置いたとすると、他のプレイヤーはこのベットに対してコールして続けるか、フォールドするか、はたまたレイズで上乗せするかの判断をします。このプロセスをプリフロップと同じく、皆のベット額が揃うまで続けます。仮に全員がチェックで回したとすれば、ベットなしで次のステージに進みます。

コールがあり、2人以上のプレイヤーが残っている場合、これまでの皆のベットはポットに追加され、次のラウンドへ進みます。

3.ターン