初めて三麻フリーに挑戦しようと考えている方々に、今回は注意しておくべきことをまとめておきました。最初は緊張してお店に入るのも躊躇すると思いますが、最初はみんなそうなります。これを読んで、少しでも気が楽になれば幸いです。
そもそも三麻フリーって?
1人でフリー雀荘を訪れたお客さんが3人集まったらゲームを開始して、半荘単位でゲーム代(利用料金)を払うシステムになっております。もし、3人集まらなくても雀荘の従業員(メンバー)が入ってくれますので、麻雀ができないということは起きません。
基本的にはお金を賭けて麻雀(オンレート)をするお店が多く、レートによってゲーム代も変わってきます。だいたいハーフ(テンゴ)だと1人300円、ピン(テンピン)だと1人500円が相場となっております。もし、誰かがすぐに飛んでしまって半荘が10分とかで終了しても、ゲーム代は変わりません。
オンレートの雀荘が多いですが、ノーレートの雀荘も存在しており、お金を賭けないでゲーム代だけ徴収するようなシステムになっております。ノーレートの場合は、だいたい1ゲーム(1ハンチャンで)200〜300円が相場となっております。
フリーが初めてでコワイと感じている方は、ノーレートのお店を探して、まずはここから場慣れをするのも良いでしょう。
準備編
ここでは、フリー雀荘に行く前に用意しておくべきものやチェックしておくべきことなどを説明いたします。
・ある程度の雀力
もちろん麻雀ができないとダメです。ある程度のというのは、役は全部覚えてるけど点数計算は微妙くらいのレベルでOKです。ツモる切るはすぐにできるし、待ち牌とかもちゃんとわかっていれば大丈夫です。スタッフや、一緒に打ってるお客さんが点数くらいは優しく教えてくれます。
ツモる切るがすぐにできないと、他のお客さんにも迷惑がかかるし、雀荘側も卓が回らなくて困りますので、そこだけはちゃんとできるようにしましょう。悩む時は「すみません」の一言が大切です。
・お金
とりあえず、お金があれば大丈夫です。ただ、三麻となると金額の変動も激しく、運がなければあっという間に足りなくなってしまう可能性があるため、余裕を持って多めに持参しておきましょう。
レートがハーフ(テンゴ)であれば2万円〜3万円、ピン(テンピン)であれば4万円〜6万円あれば余裕を持って遊べると思います。もし、全部最下位と仮定しても10半壮は遊べる計算になります。(※チップや箱下計算は考慮していません)
ノーレートのお店であれば、自分が遊ぶ分のゲーム代さえあれば良いので、10半壮遊ぶつもりなら2000〜3000円といったところになります。
・服装
服装は何でもOKです。毎日ジャージで来るお客さんもいましたし、仕事終わりのスーツの人、普段着の人など様々です。
ただし、喫煙可のお店の場合はタバコの匂いが結構服についてしまいますので、それが気になる方は匂いがついても大丈夫な服を選んで行った方が良いでしょう。
また、最近では新型コロナウイルスのこともありますので、マスクはつけていきましょう。
・お店のチェック
まずは、どこにお店があるのか?喫煙は可能なのか?ルールはどんな感じなのか?など、雀荘にもHP(ホームページ)があると思いますので、そういったことをチェックしておきましょう。
特にルールはお店によって様々で、赤牌の枚数などが違う可能性がありますので、ここについてはしっかり見ておくように注意してください。
雀荘を検索できる「雀サクッ」や「麻雀王国」などを活用すれば、近くの雀荘や自分に合ったルールのお店を探すことができます。お店にもよりますが、新規だと何ゲームか無料になるサービスなどもありますので、躊躇することなく活用しましょう。
麻雀マナー編
次に入店してからの流れや、麻雀を打つ際の注意点を説明していきます。店に入ると、貸卓もやってる雀荘では「フリーですか?貸卓ですか?」とだいたい聞かれます。ドヤ顔で「フリーです。初めて来ました。」って答えましょう。
・店員さんの説明はしっかり聞きましょう
初めてフリー雀荘へ入店すると、店員さんからルールやマナーの説明を受けます。あらかじめルールなどは見てきたかと思いますが、お店のイベントによっては牌が変わってたりする可能性もありますので、しっかり聞いておきましょう。わからないことがあれば、素直に質問しましょう。
・麻雀マナーを把握しときましょう
店員さんからマナーについても説明を受けると思いますが、たいていどこのお店も同じです。麻雀中は以下のことに注意してください。
- 強打しない
- 右利きであれば、右手のみ使う
- タメロンしない
- 牌山は前に出す
- 発声(ポン・カン・ロン・ツモ)ははっきり言う
- 捨牌は6枚ずつ並べる
- 理牌をしてからアガル
- ツモ・切るはなるべく早く
- 先ヅモはやめましょう
- 引きヅモはやめましょう
- アガリ批判はやめましょう
- リンシャン牌は降ろさない
- くわえタバコはやめましょう
- 点棒の受け渡しは丁寧に行う
- その他、他家の気分を害する行為はやめましょう
マナーについては細かいところまで言い出したら書ききれないため、とりあえず上の15項目だけは覚えておきましょう。特に11番の「リンシャン牌は降ろさない」に注意してください。三麻の場合はリンシャン牌を8枚残すため、リンシャン牌を降ろさなくて良いです。
あと、ひっかけリーチなどは全然しても問題ないです。
・あいさつをしましょう
説明を受けると卓に案内されます。椅子に座ったら、まずは一緒に打つ人に「宜しくお願いします」の一言が大切です。点数計算に自信がない方は最初に言っておきましょう。
・サイドテーブルは左を使いましょう
自分の荷物やチップ、飲み物などは自分の左にあるテーブルに置いてください。マナーのひとつですので、間違えて右に置かないように注意してください。
・和了は役から言いましょう
自分がアガッた時は、点数だけ申告(2000-4000など)するのではなく、役やドラの数を言ってから点数を言いましょう。例えば「リーヅモドラ1、テンパネで2000-4000です」などと言います。
また、申告のときは満貫でも「3000-5000です」と言わずに、三麻では「満貫です」と申告しましょう。ハネマンや倍満(トッパン)でも同じくです。
・リーチ棒は確保しておきましょう
麻雀をしていると、点棒のやり取りが行われますが、できるだけ自分のリーチ棒(1000点棒)は1本以上残るように心掛けてください。後からリーチする時に両替してもらうと、手間や時間が無駄になってしまいますので、他家の人に迷惑がかかります。
1000点棒が少ない時は、きっちり点棒を払わなくても良いので、おつりが貰えるような点棒の払い方をしましょう。ただし、1000点棒をかかえすぎると、今度は逆に他の人が足りなくなってしまうので、常に2本〜6本くらいを意識すればOKです。
・わからないことはスタッフさんに聞きましょう
麻雀中にわからないことがあれば、気軽にスタッフさんに聞きましょう。ただし、手牌に関することの質問は(他家の人に聞かれたら、手牌や待ちを予想されてしまうため)極力避けましょう。
また、トイレに行きたい時などはスタッフさんに代走をお願いしましょう。
・終わる時はラス半コールをしましょう
時間や自分の持ち金の関係で、麻雀を終ろうと思うタイミングがわかりましたら、スタッフさんに「ラス半でお願いします」と言いましょう。もしかしたら終わるかもって感じであれば「もしラス」や「かもラス」と言ったりします。
・帰る前に精算をしましょう。
麻雀を終了しましたら、席を立つと同時に「ありがとうございました」と一緒に打ってくれたお客さんに言いましょう。最後に自分の持っているチップをレジなどで換金したら帰宅してOKです。
スタッフさんが最後までお見送りしてくれることが多いです。
まとめ
ここまで説明した内容を把握していれば、問題なくフリーデビューできるでしょう。よくある流れとしては「ゲームで麻雀を知る→友達と実際に牌を触って麻雀をやる→お金を賭けだす→負けるのが悔しくて勉強する→強くなりすぎて誰も麻雀打ってくれなくなる→フリーデビュー」といった感じですかね(笑)
実際、僕はそんな感じでした。(僕は最終的に雀荘のメンバーになっちゃいました←)
最初は色んなお店に行って、お店のサービスを受けまくるのをおすすめします。ある程度の雀力があれば、お金も増えるでしょう。あとは、日々の勉強や実戦(対人ネット麻雀)も忘れずに。
ありがとうございました。